日本でも、播種の程度が軽い患者さんなど、条件に当てはまれば切除する方針へと変わりつつあります。
当院での手術成績は全例の5年生存率が69%で、完全切除された患者さんでは80%を超える成績を上げています。
最初にがんの発生した臓器を切除したとしても、腹腔内に散らばってしまったがん細胞は手術で全て取りきることができないからです。
腹膜播種を有する胃癌患者に対するPaclitaxelの腹腔内・経静脈投与とS-1の併用療法vs. 直接カメラを腹腔内へ送り、腹壁や腹腔内の臓器に播種がないか確認する検査です。
また、血液が固まるのに必要なビタミンKも腸から吸収されにくくなるため、出血しやすくなったり出血が止まりにくくなったりします。
治療方法について この治療は肝心なのは、早期発見です。
3 腹水濾過濃縮再静注法 CART 腹膜播種の患者さんの中には腹水の貯留により日常生活に多大な支障が出る場合があります。
大腸がんの治療後に、再発で腹膜播種が起こることもあります。
術後は、腹腔ポートから抗がん剤の投与を定期的に行います。
ただ、最近は栄養失調が進んだとしても苦しいよりかは良いという考えで、水を抜く傾向にあると思います。
この検査で明らかになるのは、がんが原因となっているかどうか、ということだ。
がんの治療というよりも腹水を止めるということを目的とした場合は、点滴で抗がん剤を投与するよりも効果は期待出来ます。